50歳を過ぎても英語は話せるようになる!何から始めたらいいかわからない人へのガイド

「英語が話せるようになりたい。でも、何から始めたらいいかわからない。」

これは、英語学習を始めようとしている多くの方が抱える悩みです。学校を卒業している人なら特に、何から始めたらいいか悩んでしまいます。実際、若い頃に学校の英語で挫折した経験があったり、40代、50代、60代になると、「もう脳がついていかないかも」と感じていたり、「時間がない」と思って、ついつい後回しになってしまいます。そんな方に伝えたいのは、「今からでも、英語は確実に伸びる」ということです。

このブログ記事では、50歳を過ぎてから英語を学び直したい方に向けて、最初の一歩の踏み出し方、勉強法の選び方、続けるコツまで、具体的に紹介します。

1. なぜ「何から始めたらいいかわからない」のか?

 この悩みが生まれるのは自然なことです。世の中には教材もアプリも情報もあふれています。その中から自分に合ったものを選ぶのは、英語初心者にとっては至難の業です。

 さらに、学校英語の記憶がうっすら残っているがゆえに、「知ってるけど話せない」というギャップに戸惑うこともあります。

 そこでまず大切なのは、目的と優先順位を明確にすることです。

  • 英語を話せるようになりたい?
  • TOEICなど資格を取りたい?
  • 海外旅行で困らない程度の英語を身につけたい?
  • 資格試験の科目に英語があって、それにパスしたいだけ?

これによって、学習内容や使う教材が大きく変わってきます。例えば、同じ英語資格の勉強とはいえ、TOEICと英検では問われる内容が異なります。1つに特化して、そこから枝葉を広げるように能力を広げていくのがうまくいくコツです。
まずはなんでもいいので、目的を決めましょう!

2. 最初の一歩:発音と音読から

何から始めるか迷ったら、まず「発音」と「音読」をおすすめします。

なぜ発音?

自分で発音できない単語は、その単語が流れてきても聞き取れません。そのため、発音がある程度できるようになると、リスニング力が一気に上がります。発音を意識して練習することで、英語の音がクリアに聞こえるようになり、聞き取れないストレスが減ります。

おすすめ教材:必ず音源のついているものを選びましょう

  • 『英語耳』シリーズ(日本人向けに作られており、発音練習に最適)
  • YouTubeの発音チャンネル(例:Rachel’s English)

音読の力

 音読は、文法・語順・リズムを体にしみ込ませるトレーニングです。最初は一日1~2文でもOK。毎日声に出して読むことで、脳が「英語を使うモード」に切り替わっていきます。

3. 文法は「中学英語で十分」

学校英語のトラウマから「文法が苦手」と敬遠する人も多いですが、安心してください。日常会話や旅行、ちょっとした英語のやり取りには、中学英語の文法で十分なのです。どうです?ハードルが下がってきたのではないですか?

おすすめ教材:

  • 『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく』シリーズ
  • 『キクタン』(持ち歩きに便利なサイズ。文法事項が全部網羅されている)
  • 『一億人の英文法』(読み物として面白い。カラーの絵が豊富。)

文法書を1冊やり切るよりも、「簡単な文を作って、実際に使ってみる」ことが大切です。

4. 単語は「使えるものを少しずつ」

 単語帳を丸暗記しようとすると、途中で挫折しやすくなります。特に大人世代は、「覚えたつもり」がすぐに抜けてしまいがちです。

おすすめの覚え方:

  • 自分の生活に関係のある単語から覚える
  • 例文ごと覚える
  • アプリ(Anki, mikan, Quizlet)で繰り返す
  • ノートに「今日の3単語」だけ書いて覚える

単語オタクな私としましては、単語はゴリゴリやるべし!と言いたいところですが、挫折しやすいので例文ごと覚えるのがおすすめではあります。ゴリゴリやりたい方は、トップページから単語の勉強方法へ飛んでください。一緒に単語オタクになろう!

5. リスニングは「毎日少しずつ、聞き取れなくてもOK」

50代からの英語学習で、リスニングは「できない」より「慣れる」ことが先です。全く知識のない内容の英文を聞いても頭に入ってこないので、最初は日本語で背景のわかっているものについてリスニングするのがおすすめです。

おすすめの素材:

  • 『NHKラジオ英会話』(10分で聞きやすい)
  • 『NHKニュース』(日本語でニュースの背景がわかっているものを副音声(英語)に切り替えて聞いてみる)
  • TOEICのリスニングパート2とパート3

通勤中や家事をしながら「流し聞き」でもOK。余裕があればシャドーイングすれば尚良し!

6. 「勉強しようとしすぎない」ことが長続きのコツ

大人の英語学習者が挫折しやすい原因のひとつが、「完璧主義」です。参考書を1ページ目から完璧にやろうとするより、わからないところは飛ばして、楽しい・面白いと思える部分を優先するほうが続きます。

特におすすめなのが:

  • 英語で好きなYouTube動画を見る
  • 英語日記を1文だけ書く
  • 学習を「義務」ではなく「習慣」にする

おわりに:一歩踏み出すあなたへ

50歳を過ぎても、英語は伸びます。しかも、自分のペースで学べるのが、大人の特権です。

「何から始めたらいいかわからない」なら、今日から、音読を1文。アプリで単語を1つ。それだけで立派なスタートです。

「やる気が出てから始める」のではなく、「やり始めることで、やる気がついてくる」。そんな感覚を大切に、これから一緒に学んでいきましょう。

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